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かすかべのステキ発見ひとマガジン(仮)

料理が、好き。

「料理が好き」なんていうと、インスタ映えするような手の込んだ料理や、

何品もの色どり豊かなメニューがテーブルに並ぶか、はたまた、出汁を取るところから和食を作ることができる人、というイメージ。残念ながら、そこまで手の込んだ料理はあまりできないし(片付けるのも面倒くさいし)、写真を撮ることもあるけど、インスタにアップするほどでもない。

そんな料理が作れたら、素敵女子。

そもそも、料理って何だろう?

切って、炒めて、煮て、揚げて(ほかにもある?)、味付けて、盛り付けたら完成?

天空の城ラピュタで、パズーとシータが食べていたパンに目玉焼きをのせた、通称ラピュタパンも料理と呼べる?それにしても、なんであの目玉焼きはあんなに美味しそうなんだろう。

パンと一緒に食べないで、目玉焼きだけツルっと食べちゃうなんて反則でしょ。

「ああぁ~、もったいない!けど美味しそう!」

話は戻って料理、料理。

本当にお腹空いている時なんか、塩味おにぎりでも至福、口福。きっと、おにぎりも料理。

美味しさを感じるのは、素材や味付けももちろんのこと、シチュエーションも重要。

初めて彼女の手料理を食べた時、薄味だったけどなんかうまかったとか、久しぶりに食べるカップラーメンが感動の美味しさとか、高層ビルのレストランで夜景を観ながら食べたら美味しかったとか。隣のテーブルにあるメニューが美味しそうに見えちゃうとか。

色々な条件が料理の味を変える。

それと、「おいしくなぁれ」と言いながら料理を作ったら本当に美味しくなる気がする。

お鍋の中を木べらでぐるぐるかき混ぜるイメージ。

料理とは、人の手が少しでも触れたものという感覚で良いのかな。そして、そこに優しさが加わればさらに良い。気持ちも大切だから、疲れているのに無理して作ることはない、よね?

面倒くさい時は、ラピュタパンに「おいしくなあれ」って呪文を唱えることにしちゃいます。

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