夏が、好き。
- tomoko
- 2017年7月12日
- 読了時間: 2分
小学生くらいの頃から、
「夏が好き」「冬は嫌い」
胸を張ってそう公言してきた。
そうすると、必ずこんな質問が返って来る。
「夏のどこが好きなの?」「冬のどこが嫌いなの?」
冬については子供の頃からずっと、「寒くて、なんだか悲しくなる」と、
「湯船に浸かる時、ぞわぞわ嫌な感じがする」から、嫌い。そんな感じ。
ではなぜ夏が好きなのか?これについては毎年自問自答してきた。
「夏祭りがある」「夜道を照らす提灯がある」「スイカが食べられる」「そうめんが美味しい」
「夏休みがある」「プールで遊べる」「花火が見られる」から、好き。
子供の頃はこんな感じ。
大人になると変わってきて、「冷たいお酒が美味しい」「風情を感じる」「開放感がある」「服装が楽」
「川床が楽しめる」「屋外でのごはんが楽しい」など、趣味嗜好や思考がより反映されてきた。

でも、子供の頃と大人になった今でも変わらない一番の理由は「日が長い」から。
夜の雰囲気を感じさせながらも、いつまでも明るい空を見ていると、安心感と高揚感が
ないまぜになった不思議な気持ちになるのだ。幸せだけどちょっぴり切ない感じで、
誰かに片思いしている時の気持ちに似ている。
近年は夏が近づくと興奮しつつも、真夏の暑さに辟易しつつ、時には悪態もつきつつ、
少し夏の終わりの切なさを感じたかと思えば、気付けば秋になっている。
なんだか勿体無い。
そこで、今年は子供の頃のように夏を精一杯堪能すべく色々な計画を練っていて、
先日は手始めに搾りたてのスイカジュースを飲んで、ひとまず口一杯に夏を味わった。
でもいくら夏を堪能しても、片思いしているようなこの気持ちは、
きっとずっと変わらない。
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